F1】ニュルブルクリンク旧コースを、31年ぶりにF1が走行する
2007年3月25日(日) 13時59分


 BMWザウバーF1チームは、来たる現地時間(以下、現地時間)4月28日、ニュルブルクリンク北コース(旧コース)でニック・ハイドフェルドのドライブによって今シーズン用のF1マシン『F1.07』を走らせる予定だ。23日、チームの公式サイトが伝えている。

 これはBMWのイベント「BMWアクションデー」の一環として行なわれるもので、世界一過酷と言われる1周約25キロの伝説のサーキットを、31年ぶりに現代のF1マシンが走ることになる。

 ドイツ北西部、アイフェル山中にあるニュルブルクリンク北コースは1925年9月27日に完成し、最初のレースは1927年6月19日に行なわれたと伝えられている。

 北コースでは、かつて1951年からF1GPを開催。しかし、1976年のドイツGPで当時フェラーリのニキ・ラウダが、大ヤケドを負うクラッシュを起こしたのを契機に、翌年からは中止に追い込まれている。1995年からは、隣接する南コース(現在、全長約5.1キロ)でF1GPが開かれるようになった。

 BMWは、この北コースで1970年に初開催されたニュルブルクリンク24時間レースをハンス-ヨアキム・シュタック組が『BMW2000ti』で制したのを皮切りに、計18のレースで勝利を飾っている。最近では、2005年にペドロ・ラミー組が『BMW M3 GTR』を駆ってアイフェル・マラソンで優勝している。

 33の左コーナー、40の右コーナーを持つ北コースは、17%勾配の険しい上り坂、ジャンピングスポット、バンク角のついたコーナー、最長2キロを超える長いストレート、連続する高速セクションとワインディングセクションなどからなる。「グリーンヘル(緑の地獄)」と称されるこのコースで勝利をつかんだドライバーは、ファン、そしてライバルからの尊敬の対象となると言われている。

 4月にN.ハイドフェルドが『F1.07』でこの北コースを疾走すれば、ニュルブルクリンクには、モータースポーツの最高峰F1だけでなく特別な感情も舞い戻ってくることになるだろう。